1: ナナシさん 2016/06/06(月) 19:54:49.90 _USER
物語の王道といえば、主人公が強い力を得て敵を倒す、というのが普通です。
しかし中には力を持たずに戦っている・戦わざるを得ない主人公もいるわけで、今回はそんな主人公が登場するラノベを5作品選んでみました。

◆灰と幻想のグリムガル
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著者:十文字青
イラスト:白井鋭利
レーベル:オーバーラップ文庫
発売日:2013/6/22

物語の王道といえば、主人公が強い力を得て敵を倒す、というのが普通です。

しかし中には力を持たずに戦っている・戦わざるを得ない主人公もいるわけで、今回はそんな主人公が登場するラノベを5作品選んでみました。

おれたち、なんでこんなことやってるんだ…?
ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。
生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。
アニメ終了後も人気上昇中の『灰と幻想のグリムガル』。

主人公のハルヒロを筆頭としたパーティは、当初ゴブリン一匹を狩るのにも大変な苦労をし、己の弱さを痛感しています。異世界転生もの、というべき作品ですがチート要素はほぼありません。そして、ラノベですが平気で人が死にます。ダークな雰囲気を感じる面もありますが、異世界モノの中では一味も二味も違う面白さを味わえます。

最新刊になるほどどんどん濃密になり、最新第8巻ではラノベとは思えないほどの密度です。

◆Re:ゼロから始める異世界生活
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著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
レーベル:MF文庫J
発売日:2014/1/23

コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された高校生・菜月昴。これは流行りの異世界召喚か!?
しかし召喚者はおらず、物盗りに襲われ早々に訪れる命の危機。そんな彼を救ったのは、謎の銀髪美少女と猫精霊だった。恩を返す名目でスバルは少女の物探しに協力する。
だが、ようやくその手がかりが掴めた時、スバルと少女は何者かに襲撃され命を落とした……
はずが、スバルは気づくと初めて異世界召喚された場所にいた。
現在アニメ放送中の『Re:ゼロから始める異世界生活』。

主人公のスバルが異世界にやってきて手にした力は、「死に戻り」という死んでもやり直すことができる能力。特別な力はありません。弱くて何もできない中、何度も何度も「死に戻り」を繰り返しながら挑んでいきます。1巻は、全体で見た時にプロローグの位置づけにあるといえるので、2巻3巻と一緒に読んでいくのをおすすめします。
特に、様々なことが明らかになる3章以降は必見。

WEBでも読めます⇒Re:ゼロから始める異世界生活 - 小説家になろう
http://ncode.syosetu.com/n2267be/

◆戦闘城塞マスラヲ
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著者:林トモアキ
イラスト:上田夢人
レーベル:角川スニーカー文庫
発売日:2006/10/31

無職で貧乏、宅配便の受取さえ緊張する対人恐怖症のヒデオ。
ひきこもっていた彼は電子精霊のウィル子に焚きつけられ、究極の武闘大会「聖魔杯」に挑む。優勝すれば世界が手に入るこの大会に武闘家、軍人などの格闘スペシャリストと、吸血鬼をはじめとする魔人あわせて3,024人が集結。
人生の一発逆転を賭け、ヒデオは風吹きすさぶ戦闘城塞に降り立つ。
『お・り・が・み』の続編にあたりますが、単体でも十分に楽しめる作品。

引きこもりで脆弱な主人公の川村ヒデオですが、引きこもりがちだったおかげか頭の回転が速く、機転の良さとハッタリでいくつもの壁を乗り越えていきます。全5巻と読みやすいのも魅力で、特に4巻ラスト~5巻ラストまではラノベ史上でもかなりの面白さだと高評価。

http://cupo.cc/topics/3298

*続く

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